「どうやって予想すれば良いの?」「みんなどうやって予想しているの?」と考えたことはありませんか?
出走表や会場の特徴、風向きなどなど。レース展開を予想するための判断材料がたくさん公開されています。
このページでは、レースを予想するコツやレースで見ておくべきポイントを紹介していきます。
ボートレースの予想で見ておきたいポイント
レース展開が予想できるようになってくると、ボートレースがとても面白くなります。
ボートレースには予想するための判断材料がたくさんあります。
例えば「出走表」です。出走表には予想に使える様々な情報が記載されており、ボートレース場や場外舟券売り場で提供(無料)されています。
他にも様々な判断材料がありますので、ポイントをつかんで行きましょう!
展示航走の様子やタイムから分析
ボートレースでは、レースが始まる前に「展示航走」が行われます。
「展示航走」は、「スタート展示」と「周回展示」のことを言います。
展示航走では下記の情報を得ることができます。
- スタート展示から得られる情報
- スタートのタイミングは掴めているのか?
- どのコースを取りたいのか?
- スタート後の伸びは良い?悪い?
- 周回展示から得られる情報
- 展示タイムは良好か?
- ターン回りの感触は?
こうした情報を元に、レース展開を予想します。
「どういったスタートの並びになるのか」
「その後の第一マークはこうなるのではないか?」
と、予想してみてください。
自分の予想がばっちり当たった展開になると、とても面白いです。
モーターやボートの勝率
モーターやボートの勝率は、出走表に記載されています。
ボート勝率はあまり考えなくても良いですが、モーター勝率は重要です。
「過去にどの選手がモーターを使ったのか?」「モーター勝率は高いのか?」などが判断材料となります。
同じレース場を見続けていると「どこでモーターが壊れておかしくなったか?」などもわかります。
モーターが弱い場合は、選手が強くても注意が必要です。
前回のレース結果
前日や前々日の結果も重要な判断材料です。好調な選手もいれば不調な選手もいます。
レース順位も必要ですが、もっとも重要なのは前回のレースの「スタートタイミング」と「コース」です。
スタートタイミングが良い選手は、今節で穴をあける事もあります。
当日の風向き
当日の風向きは、レースコンディションの中でも重要です。
ボートレースでは「追い風」「向かい風」と表記されます。
追い風、向かい風は「スタートに対して吹いている風の方向」です。
「追い風」はボートを風で押してくれるので、トップスタートになるまでの時間が早く、スロースタート(大抵1枠~3枠)が有利です。
逆に向かい風はトップスタートになるまでの時間がかかりますので、ダッシュスタート(大抵4枠~6枠)が有利です。
潮の満ち引き
海水を水面にしたレース場もあります。プールとは違い、潮の満ち引きが存在します。
満潮ではイン有利となります。
水面が高く波が荒れやすいため不安定となり、外から捲くりにくくなります。
干潮ではアウト有利となります。
水面が安定し、スピードに乗ったターンが決まりやすいです。
会場の傾向
ボートレース場は全国に24ヶ所あります。ボートレース場ごとに傾向があります。
レース場 | 特徴 | 大穴度 |
---|---|---|
桐生 | 1コースの信頼度は普通です。外枠の4・5・6コースも狙えます。 癖があり、たまに風が吹く難癖があるコースです。水質は淡水です。 |
★★★ |
戸田 | コースの幅が狭く、第一マークが観客方向に進まないといけないため、1コースがターンしにくいです。 インの弱さは日本で1番です。水質は淡水です。 |
★★★★★ |
江戸川 | ボートレース場で唯一の河川を使用しています。標準モーターを使っていた時はイン水面でしたが、 減音モーターになってからの1コースは若干弱いです。差しが決まって2コース1着が多いです。 上げ潮下げ潮があり、時間によって強いコースがあります。風が吹くと波が荒れ、開催中止率No.1です。 第2マークまで勝負がわからない!水質は、淡水と海水が混じる汽水です |
★★★ |
平和島 | 横幅がとても広く、センター勢の「ツケマイ」や「捲くり」が良く決まります。1コースは弱いです。 水質は海水です。 |
★★★★ |
多摩川 | 「捲くり」「捲くり差し」が決まりやすい水面です。一方、「差し」が極端に決まりません。1コースは普通です。 水質は人工の淡水です。 |
★★★ |
浜名湖 | 冬場は追い風で、イン有利です。夏場は向かい風で、アウトが有利です。夏は「捲くり」が決まって荒れる事が多いです。 水質は海水で、小さいですが干満差があります。 |
★★★ |
蒲郡 | 横幅がボートレース場の中で一番広いです。1コースが決まり始めると、堅いレース決着が続く傾向があります。逆に荒れ出すと、横が広いので 「捲くり」が決まって大穴が続出します。水質は人工の汽水です。 |
★★★★ |
常滑 | 向かい風が吹きやすい会場です。以前はインが強い会場でした。 しかしコース幅が大幅に広くなってからは、センターからの「捲くり」「捲くり差し」が決まりやすくなりました。水質は海水ですが、干満差はありません。 |
★★ |
津 | 基本はインが強いです。しかし風が荒れやすく、強風が吹くと荒れ水面になるため、レースが荒れることがあります。 水質は淡水ですが、海近くにあるため多少海水も混ざっています。 |
★★★ |
三国 | 1年を通じて「追い風」の日が多く、圧倒的にイン(1コース)が強いコースです。 1マークターン時に、風にあおられて「差し」が決まるパターンもあります。水質は淡水です。 |
★ |
びわこ | 標高85mと高くモーターの気圧が下がるため、全体的に行き足が弱いです。ですのでインが非常に弱いです。 減音モーターによりアウト勢が有利で「差し」が決まりやすく、予想難しく荒れやすいです。水質は淡水です。 |
★★★★ |
住之江 | ボートレースのメッカ(聖地)であり、非常にインが強いコースです。 ただし冬の北風になると、1コースが流れて「差し」が決まる事が多々あります。 2003年ごろにフライング警報装置(FKS)が設置されていましたが、スリット寸前(スタート直前)で大きくアジャスト(スピードを減速させる)行為が多々見られたため廃止されました。 水質は淡水です。 |
★ |
尼崎 | 年間7割が向かい風です。センタープールと言われるだけあって、カマシ勢の「センターからの捲くり」が決まりやすいです。 風が吹いていないときは「イン逃げ決着」で決まりやすい傾向です。水質は淡水です。 |
★★★ |
鳴門 | 冬場は「追い風」でインが強く、夏場は「向かい風」でアウト勢にもチャンスがあります。 満潮時に独特のうねりが発生することがあり、インが流されて「差し」や「捲くり差し」が決まることもあります。 塩分濃度が高いため、体重差による影響が少ないです。水質は海水で、干潮差は少ないです。 |
★★ |
丸亀 | 元々はインが強い傾向でしたが、第一マークを客席側に移動してからは「逃げ」以外も決まるようになりました。「差し」「捲くり」「捲くり差し」と色々な手が出ます。水質は海水です | ★★★ |
児島 | 潮位の干満によって流れが変わります。満潮時にはうねりが出て「捲くり」が決まらず、インコース決着になることが多いです。 水質は海水で、干潮差は大きいです。向かい風で、干潮時に波が穏やかな場合は、アウトから大穴も狙って行きたいですね。 |
★★ |
宮島 | 潮位の干満によって流れが変わります。満ち潮時は1マークに向かって追い潮になるのでイン有利、 逆に引き潮だと向潮となりますので、アウトが有利となります。水質は海水です。 |
★★ |
徳山 | インが強いイメージの徳山ですが、全国で比べると1枠の逃げ率が低いです。その分「差し」が良いです。 過去最高配当が出たのは徳山ボートレース場で、100円が682,760円となる高配当でした。水質は海水です。 |
★ |
下関 | 海水独特のうねりが発生します。特に午前中のレースに多く見られ、1枠が穴でも逃げ切って高配当も! 午後からの水面は穏やかになり、どのコースからも攻められます。 問題は横風です。横風がやっかいで、横風をうまく乗りこなした選手が勝利します。水質は海水です。 |
★★★ |
若松 | 塩分濃度が強く、以前はインが強いイメージでした。しかし減音モーターとなってからはセンター勢も活躍しています。 荒れ出すと1日荒れっぱなしで、堅い時は1日堅いイメージです。水質は海水です |
★ |
芦屋 | 基本インが強いですが、センターが良く決まる「捲くり水面」です。1マークが広く、全速捲くりを行いやすいです。水質は淡水です。 | ★★★ |
福岡 | 風向き、風力、潮の干満の関係で独特のうねりが発生します。満ち潮で北風が吹くと、色々な波がぶつかるため、非常に予想しずらい水面となります。 冬場は追い風が強く「イン有利」になりますが、夏場は向かい風が吹いて「アウト有利」となります。 水質は汽水です。予想が難しい分、高配当も続出します。 |
★★★★★ |
唐津 | 年間を通して「追い風」の日が多く、イン傾向のレースが多いです。 「向かい風」の日になると逆転して、センターからの「捲くり差し」が決まりやすくなります。水質は淡水です。 |
★★ |
大村 | スタートが難しいコースで有名です。年間を通して穏やかな水面ですが、バックスタンド側の横風が吹くと荒れ出します。水質は海水で、満潮時にうねりもありますが大きくはありません。 | ★ |
大穴狙いのレースを見つけるには
ボートレースでは1日1回以上万舟券(配当が100倍以上)が発生します。
万舟券が出そうな対象レースを探すのが、万舟ゲットの近道となります。
では、どのようにして大穴レースを見つければ良いのでしょうか?
荒れ気配のレース場を探す
レース場は波・風などの影響から荒れ出すと、連続して荒れる傾向があります。
大穴狙いが好きな方は、荒れているレース場を散策しましょう。
1号艇の選手を確認する
ボートレースは1号艇が強いです。インが弱いレース場であっても、でも3回に1度はインが勝つほどの勝率があります。
それでも1号艇が来ないのは、どういう時なのでしょうか?
- A級選手だが調子が悪い場合
- 外に強い選手がいる場合
- 1枠が苦手な選手の場合
出走表には、1枠の1着率・2着率が記載されています。
例えば21回中17回を1枠で勝利している選手であれば1枠信頼ですね。
しかし10回中1度しか勝った事がない選手は1枠では買えなくなります。
こうした情報を見極めて、「1枠が頭(1着からの予想)になるのか?」「1枠が頭にならない場合はどうなるのか」などを予想します。
ほとんど勝ったことがなかったとしても、1枠は強いんです。
1号艇が人気のときの壁になる選手
1号艇が逃げるとき、2号艇の選手が同タイミングでスタートしてくれることで、
「センター~アウト勢」がインに入って来れなくなります。これを壁と言います。
1号艇が圧倒的人気でも、2号艇の選手がスタートを遅れると壁がなくなり、
センター、アウトからの「捲くり」「捲くり差し」が決まります。
1号艇が強くても、2号艇選手のスタート感が良くないときは狙い目です。
「捲くり差し」は1号艇が2着に残る傾向がありますが、「捲くり」は1号艇が1・2着にも入らず大穴が発生します。
フライング持ちの選手
選手はフライングをすると1回につき30日休み、2回すると90日も休みになります。
F2(フライング2回の事)だと半期180日の半分が休みとなりますので、A級クラスでもB1、B2に降格します。
B級に落ちてしまうと良いグレードレースの斡旋が来なくなり、賞金が減ってしまいます。
ですのでフライングを持っている選手は、スタートで勝負できなくなります。
出走表を見ると、F1やF2と記載されています。F2となるとスタートで攻められない分、人気が落ちます。
A級レーサーで人気あるにも関わらず、F2持ちで負けてしまうレースも存在します。
前付けする選手がいる流れを読む
スタートまでのコースの位置取りは早い者勝ちです。好んでインを取りに行く選手も存在します。(前付けと言います)
「インが強いんだから、みんなインを取りに行けば良いじゃないか?」と思う方もいるでしょうが、メリットだけではなくデメリットもあります。
デメリット1 進入が深くなる。(深いイン)
進入が深くなれば、スタート時にトップスピードでスタートできなくなる可能性が高くなります。
助走距離が短くなるので当然ですね。
この場合、外から捲くられて高配当が発生するパターンが多々あります。
デメリット2、スタートが難しい
進入が深い分、スタートが難しくなります。大きく遅れると外が有利な展開になります。
例えば6号艇が前付けしようとしたが1枠が譲らず、16/2/345の並びになるとします。
すると人気だった1号艇枠もスタートが遅れて、2号艇や3号艇の捲くりが決まったり、
3号艇の捲くりからの4号艇の捲くり差しが決まったりと大穴になる傾向があります。
カドに強い選手がいる場合
「カド」とは、ダッシュスタートの一番内側にいる選手のことです。
並びがスロー1・2・3 ダッシュが4・5・6の場合、123/456と表現します。この場合、4号艇がカドになります。
カドに強い選手がいると、ダッシュスタートからのトップスタートを切るこができれば、スロースタートを一気に飲み込んで「捲くり」になることがあります。
5枠・6枠が勝つには?
5号艇・6号艇が勝つには、ある程度運要素も必要です。
例えば並びが123/456で4号艇が「捲くり」に行ったとします。
1号艇と4号艇がやりあって外に流れたところを、5号艇や6号艇が「捲くり差し」て1着になるというような展開ですね。
通常、内枠が良いスタートになると、5枠・6枠が1着になる可能性は非常に低くなります。
ですので5号艇や6号艇が1着になったときは高配当となります。
予選か?一般戦か?準優勝戦か?優勝戦か?
レースには「予選」「一般戦」「ドリーム戦」「準優勝戦」「優勝戦」などの種類があります。
ボートレースでは順位ごとに得点が割り振られており、その合計で順位が決まります。
ですので「選手の得点」から展開を予想します。
基本的に準優勝戦に乗るのは予選突破の上位18名、平均勝率が6.0以上必要となります。
予選初日はあまり無理をしない走りをする選手が大半ですが、
予選最終日だと「1着を取らなければボーダーラインに届かない大外の選手」が、一か八かのレースをすることもあります。
また準優勝戦では上位18名の場合、2着までに入れば優勝戦に進出できます。
優勝戦となると、6着だったとしてもそれなりに賞金がもらえます。
準優勝戦メンバーは、準優勝戦前に一般戦で1走することもありますが、
正直ここでは何着でも問題ないです。
最終日の一般戦(1~9レース)は、前日の準優勝戦メンバーからの堅め傾向になります。
ですので荒れやすい日、荒れにくい日というのも存在するわけです。
例として、5日開催の荒れやすい日、荒れにくい日を、私なりにまとめました。
日程 | レース | レース展開 |
---|---|---|
初日 | (予選1日目) | 普通 |
二日目 | (予選2日目) | 普通 |
三日目 | (予選最終日) | 勝負掛けにより、レースが荒れやすい傾向 |
四日目 | (1~9レース一般戦) | 準優メンバーが一般戦で手を抜くこともあり、荒れやすい |
(10~12レース準優勝戦) | 基本1枠が強いが、流れによっては大荒れのケースもあり | |
最終日 | (1~9レース一般戦) | 堅め、新人選手が活躍することも? |
(10、11レース特別選抜戦) | 荒れやすい | |
(12レース優勝戦) | 堅め |
レース番組を作っているのは人間です
毎日のレースプログラム(どの選手がどのコースに入るか)を作っているのは人間です。当然、売上が上がるような番組作りを行います。
堅いレースを組むと大口客が増え、売上が上がります。
対象のレースは「レースプログラムを作った人がどういった思いで作っているのか」を想定しながら予想を組み立てることも大事です。
お盆と正月
お盆と正月レースは特別で、各選手地元で走ることが多いです。
馴れ合いではないですが、同じ地元メンバーで走るのを前提に考えてみてください。
上位メンバーで、一般戦で1回負けても痛くないレースも存在するわけで…(後は想像力を豊かに働かせましょう)
選手の実力が近いレースを探す
勝率が1点台の6号艇では、連に絡むとは考えられません。
しかし選抜戦などになると、1~6号艇の全選手の勝率が高いレースになります。
こうしたレースでは外からの大穴が発生しやすくなります。
穴狙いはBOXがおすすめ
大穴を狙うにはBOX買いが良いです。
大きく金額を入れるより、小さい金額を3点・4点とBOXで購入すると大穴も狙えます。
レース展開を予想する判断材料はたくさんありますので、自分なりに分析して当てやすい方法を見つけましょう!
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